山口晃展 汽車とかたな

鹿児島県霧島アートの森では夏の特別企画展として「山口晃展 汽車とかたな」を開催いたします。山口晃は、伝統的な日本の図像と現代的な事物を巧みに混交し、ユーモアあふれた軽妙な絵画を制作することで知られた現代で最も重要な画家の一人です。

本展のタイトルにある「汽車」と「かたな」は、日本の近代化において、その変化を象徴するものです。すなわち、西洋の科学技術の輸入によって現れた蒸気機関で走る「汽車」は、新しい時代の到来を告げる先鋒であり、一方で「かたな」は、幕藩体制の終焉によって武士とともに過去となったものです。

山口はそのような「汽車」の時代と「かたな」の時代の区別を飛び越え、異なる時代の事物を融合させて描いています。メカニズムへの興味を惹く列車、あるいは勇ましい武者たちは、一度は夢中になった人も多いのではないでしょうか。今回の個展は、絵画をはじめ、立体作品や漫画、インスタレーション等を展示し、多彩な山口の魅力に迫ります。

関連イベント

1.オープニングセレモニー

7月17日(金)14:00~

2.山口晃アーティストトーク【 定員:90名/要事前申込※】

① 7月18日(土)13:30~ ② 9月13日(日)13:30~

3.お絵かき道場【 定員:50名/要事前申込※】

8月23日(日)13:30~

山口晃が参加者からお題をいただき即興で絵を描きます。

4.ギャラリートーク(学芸員による) 各回13:30~

第1回 7月25日(土) /第2回 8月8日(土)/第3回 9月5日(土)/第4回 9月21日(月・祝)

※申込み方法は、新着情報をご確認ください

  • 地下鐵道乃圖/2007/撮影:宮島径の画像
  • 露電/2010/撮影:宮島径の画像
  • ポスター用描きおろし原画「続・無残ノ介」/2007/撮影:宮島径の画像
  •  続・無残ノ介/2007/撮影:宮島径の画像

企画展の情報

会場
鹿児島県霧島アートの森
開催期間
2015/07/17 〜 2015/09/23
観覧時間
9:00~17:00(入園は16:30まで)
7/20~8/31の土・日・祝日は9:00~19:00(入園は18:30まで)
観覧料
一般:800(600)円/高大生:600(400)円/小中生:400(300)円
( )内は前売り又は20人以上の団体料金

アーティスト紹介

250

山口晃
1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2001年第4回岡本太郎記念
現代芸術大賞優秀賞。2013年自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第12回小林秀雄賞受賞。
 時空が混在し、古今東西様々な事象や風俗画、卓越した画力によって描き込まれた都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。観客を飽きさせないユーモアとシニカルさを織り交ぜた作風も特徴のひとつ。絵画のみならず立体、漫画、また「山愚痴屋澱エンナーレ」と名付けた一人国際展のインスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。
 五木寛之氏による新聞小説「親鸞」「親鸞 激動篇」「親鸞 完結篇」の挿画を通算3年間担当する。また2012年には平等院養林庵書院に襖絵を奉納。 主な展覧会に、07年二人展「アートで候。 会田誠 山口晃展」(上野の森美術館)、11年「Bye Bye Kitty!!!」展(ジャパンソサエティ、NY)、12年個展「望郷TOKIORE(I)MIX」(メゾンエルメス8階フォーラム、東京)、13年個展「山口晃展 画業ほぼ総覧̶お絵描きから現在まで」(群馬県立館林美術館)、15年個展「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術館現代美術センター)がある。
近著に『山口晃大画面作品集』(青幻舎)、『日本建築集中講義』(藤森照信・山口晃共著)(淡交社) 、『すゞしろ日記 弐』(羽鳥書店)。

図版
地下鐵道乃圖/2007/撮影:宮島径
露電/2010/撮影:宮島径
ポスター用描きおろし原画「続・無残ノ介」/2007/撮影:宮島径
続・無残ノ介/2007/撮影:宮島径
作品図版はすべて©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery
作者近影は撮影:松蔭浩之