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4個の鉄に囲まれた優雅な樹々 < Graceful Woods Surrounded by the Four Iron Cubes > 2000 鉄塊、各種の樹木 面積:15×30m 四隅に鉄塊4個:各50×50×50cm |
私はこれまで、樹や草などの傍らで生きてきた。植物や犬をとおして自然と、そこに生じる関係を見ようとすることもあった。しかし、常に自然と私の間にはなにかしらの隔たりがある様に思えていた。その隔たりの質は時によって変化するのであったが、私の中に出来る非自然によって、それは数種類の系列が互いに重層しあい、連続することによっておきると思えた。
その様な経過の中で私は作品を制作してきたのであるが、作品をつくるという人間の危険な行動についても考える必要もある。ひとつの矛盾が次の矛盾を導き出すことになる。永い時間を経て樹木が成長し繁茂するにしても、よく観察すればそこにはまた矛盾を見いだすことは出来る。そこで、再び出発点に戻ることになる。このことについての想像は深くなければならない。しかし、それは別に異様なことではない。 単に自分の前にある現在とそれを浸食する過去の間を何度も往復すればよいのである。
その様な経過の中で私は作品を制作してきたのであるが、作品をつくるという人間の危険な行動についても考える必要もある。ひとつの矛盾が次の矛盾を導き出すことになる。永い時間を経て樹木が成長し繁茂するにしても、よく観察すればそこにはまた矛盾を見いだすことは出来る。そこで、再び出発点に戻ることになる。このことについての想像は深くなければならない。しかし、それは別に異様なことではない。 単に自分の前にある現在とそれを浸食する過去の間を何度も往復すればよいのである。
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若林 奮 Isamu WAKABAYASHI 日本 1936-2003 |
| 1936 | 東京都町田市に生まれる |
|---|---|
| 1959 | 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業 |
| 1973 | 個展「若林奮デッサン・彫刻展」(神奈川県立近代美術館) 文化庁芸術家在外研究員として渡欧(-74年) |
| 1980 | 第39回ヴェネツィア・ビエンナーレ(86年にも出品) |
| 1985 | 軽井沢・(財)高輪美術館の庭園制作 |
| 1987 | 個展「今日の作家 若林奮展」(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館) 個展「若林奮展―素描という出来事」(東京国立近代美術館) 《緑の森の一角獣座》(東京都西多摩郡日の出町に東京都が建設するゴミ処分場への反対運動に協力して敷地内のトラスト地に庭をつくるプロジェクトを始める) |
| 1996 | 個展(足利市立美術館 他、郡山、山形を巡回、-97年) |
| 1997 | 個展「若林奮1989年以後」(名古屋市立美術館 他、鎌倉、高知巡回) 個展「ISAMU WAKABAYASHI」(マンハイム市立美術館/ドイツ) |
| 1998 | 個展「ISAMU WAKABAYASHI」(ルードヴィヒ・フォーラム・アーヘン/ドイツ) |
| 1999 | 多摩美術大学教授となる |
| 2000 | 霧島アートの森に《4個の鉄に囲まれた優雅な樹々》制作 |
| 2003 | 10月、逝去 |



