“水玉の楽園” 草間彌生 展

草間彌生スライドトーク
 
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1993
中: これはヴェニス・ビエンナーレですよね。
93年に撮られたものなんですけど、前回は、60年代は、先生勝手に出ちゃったんですけど...。やっと日本のほうでも93年くらいになると、草間彌生という作家を本当に評価してくれるようになって、この時には日本館としては初めてのソロ・ショウという形で...。それまではみんなグループ・ショウという形でやってたんですけど、この時初めて、ソロ・ショウという形でした。
この時、出品した作品です。
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1993
中: レオ・キャステリ*さんですね。
草: はい、そうです。
   
* 世界的にも有名なレオ・キャステリギャラリー(ニューヨーク)の元オーナー。
1999年91歳で亡くなる。
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1993
中: 左側にあるのがミラー・ルームで、この中身がこういった"かぼちゃ"ですね。
草: 原美術館が持っている"かぼちゃ"。
インフィニティ・ミラールームといって、"かぼちゃ"が何連にも見えるわけですね。
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1993
中: これはオノ・ヨーコが表敬訪問した時の写真ですね。
草: ええ。
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1993
草: 私の展覧会の会場に、息子と一緒に。
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1993
   
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1993
草: これもヴェニス・ビエンナーレです。
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1993
草: ベネッセ美術館*に置いてある巨大な"かぼちゃ"ですね。
中: これは先生初めての、野外彫刻第一号になりますよね。
   
* ベネッセハウス 直島コンテンポラリーアートミュージアム(香川)
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1993
草: これは福岡の美術館の前ですよね。
中: いや、これは銀行の前ですね。
この後、福岡のほうがこの"かぼちゃ"を、福岡の市民が残したいということで、福岡市美術館が購入することになりました。
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1996
中: これは先生の2つ目の野外彫刻の帽子ですね。
これも福岡市にあります。
草: 『野に忘れた帽子』*という題です。
中: これは帽子が3つで一つの作品になってますね。
   
* 作品のタイトルは『三つの帽子』(Three Hats) 1996
福岡市健康づくりセンター南側歩道沿いに設置。
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1996
『三つの帽子』
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1998
草: これはロバート・ミラーギャラリー(NY)での展示で...、今年も個展*をやるから11月に行かなきゃならないんです。
中: その時に、今回出している作品『生命』(1988)を出すんですね。
  ええ。
   
* 「YAYOI KUSAMA」展 2002.11.26〜2003.1.25 ロバート・ミラーギャラリー、ニューヨーク 
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1999
中: これは台湾ですね。
98年に"かぼちゃ"を持っていきましたよね。
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1999
中: マスコミがやはりすごくて、大変な目に遭いましたね。
草: ええ。
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1999
中: これは中学生くらいの子供たちが大勢いて、"かぼちゃ"のシールを配ってるんですよね。
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1999
中: この時、一番右にいるのがマッタ*さんで、実はこの時、草間先生とマッタさんが招待されていて、マッタさんは草間先生が来ることを全く知らされてなくて...、マスコミが全部、草間さんの方に行っちゃったもんで、怒っちゃって、ホテルから3日間くらい出てこなかったんです。
草: はあ。
中:

真中にいる方が、この当時の台北市長の陳さんで、二期目の選挙戦があって、その選挙活動の合間に表敬訪問に来たんですけど、実はこの人、総統になっているという、今となっては貴重なショットだと思います。

   
* ロベルト・マッタ・エチャウレン
Roberto MATTA Echaurren
(1911〜)
シュルレアリスム Surrealisme
国際的なレベルでチリ美術界を改革したと言える画家。
その絵画はグロテスクで巨大で あり、現在は海外に拠点をおいて世界的な活動をおこなっている。
また、チリ国内の大 学の芸術学部の創設に協力し、チリ美術界のレベルの向上に貢献している功労者である 。 代表作に「花の記憶」がある。
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1999
中: この時に、今回出してる作品『Tower』を出しているんですよね。
草: はい。
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1999
草: これは『幻影の彼方』という作品です。
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1999
『幻影の彼方』
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1999
『幻影の彼方』
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1999
『幻影の彼方』
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1999
 
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1999
 
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1999
 
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1994
中: 今、草間先生の横にいる方が高倉さんといって、長年草間先生の秘書をされている方ですが、次にピーター・ガブリエルと草間先生がジョイントしてやった仕事にいきたいと思います。
高倉さん、どういった経緯で作ったんですか?
高: もう7-8年前のことだと思うんですが、ピーター・ガブリエル*、イギリスのミュージシャンなんで すけど、草間先生の作品にすごく興味があるということで、草間先生のコレクションを見ていただいたんですが...、元々ミュージシャンというだけでなく、幅広い文化活動をされている方なので、是非、草間さんのアートを自分のプロモーション・ビデオに使いたいと、おっしゃって...。
ちょうどその頃コンピュータ・グラフィックスみたいなのが流行りはじめていて、MTVとかで流れるような、いわゆるミュージック・ビデオ、それに使わせて欲しいという事で、1時間くらいアイディアを出し合いながら作ったものです。
   
*ピーター・ガブリエル
(Peter Gabriel)
ジェネシスの元リーダー
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1994
高:

今流れているビデオは、東京都現代美術館で1999年に、ピーター・ガブリエル自身がメッセージを送ってくれたものです。
聞きとれる方もいらっしゃると思いますが、「YAYOI KUSAMA LOVE FOREVER」という歌詞と いうか、メッセージをリピートしているんですね。

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1994
中: ピーター・ガブリエルはどんな人でした?
草: とても親切な方でした。
ピーター・ガブリエルは、とても才能のある人で、音楽に出るくらい、非常にユニークな作家でした..。ホラ、とても素晴らしいでしょう?
「LOVE TOWN」という音楽を作った人です。
ヨーロッパでは、とても有名な人ですよね。
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1994
中: これが完成した作品ですよね。
高: そうですね。
これが1994年ぐらいの作品なのですが、ピーター・ガブリエルのミュージック・ビデオで、至るところに草間の出てるところが含まれています。
作品自体も出てるんですが、探すのがちょっとどうかと思うくらい、ほとんど出ています。
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1994
中: 向こうでは完成するところまでは見ていないのですよね。
先生、一般のビデオ・テープが送られてきて、どう思いました?
草: とても素晴らしいと思いました。
オリジナリティがあって。この人、歌を歌う天性がある...。ほんとにいいビデオ作品だと思います。
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1994
   
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草: これをもって最後に致したいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
 

会場:笑&盛大な拍手

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監修:草間彌生スタジオ/モマ・コンテンポラリー