image of 反射ガラスとカーブした垣根の不完全な平行四辺形
作品名
反射ガラスとカーブした垣根の不完全な平行四辺形
制作年
2000
素材
両面鏡・風景など
大きさ
image of

反射ガラスをすかして見える風景とそれに重なって見える自分の姿が,現代の人間と自然との関係を表しています。ステンレスの枠に囲まれて自然の中にぽつんとたたずむ自分の姿を見たとき,作者の表現したかったことが伝わってきます。この作品を通して,今の自分と自然との関係をどのように考えますか。

作者名
ダン・グレアム
出身地
アメリカ
生年
1942-

グレアムは60年代の終わりから、評論、写真、建築、彫刻、ビデオ、パフォーマンスなど多様な表現手段を用い、ポップアート、ミニマルアート、コンセプチュアルアートの美術の動向に関わり、作品の発表を行う。

近年では、素朴な丸太小屋や、庭園のあずま屋、 茶室、都市バスの待合所などの建築物の引用を思わせる彫刻作品を制作。それらの多くはその壁面にツーウェイ・ミラー(ハーフミラー)を用いた構造物である。人はその造形の内部からも外からも鑑賞することができる。ガラスに映り込むその時々の光景や、鏡に映った像をみて、鑑賞者は虚と実がないまぜになった世界に引き込まれるのである。それらの作品はそれ自身の造形そのものより、置かれる場所を映し出す装置であることに力点が置かれている。そこに観客が関わることではじめて作品が完成されるのである。

作家は「一人で見るのではなく、大勢で来て楽しみながら見て欲しい」と作品について語っている。