鹿児島アートフェスタ関連企画展「かかわりのアート」

霧島アートの森では、「かごしまアートフェスタ2013」の一環として、多様化する現代美術の中から、作品(作家)と鑑賞者がかかわりあう「仕掛け」に焦点を当て、よりたくさんの方々に「かかわり」という体験を通してアートを身近に感じてもらうための企画展「かかわりのアート」を開催します。本展では、かかわりの「仕掛け」として「コンピュータによるインタラクション(相互性)」や「光」を利用する2人の作家の作品を発表します。メディアアーティスト・浅野耕平(東京都生まれ)は、コンピュータやプロジェクターなど新しい技術を活用した作品を通して、コミュニケーションやコミュニティーをテーマにした作品を発表します。また、美術家・内倉ひとみ(鹿児島県湧水町生まれ)は、光をテーマに鏡やレンズ、紙を素材とした作品を通して、人が光に包まれたときに感じる様々な感覚を呼び起こす作品を発表します。霧島アートの森の充実した現代美術のコレクションとともに、現代美術初体験の小さなお子さまから楽しめる本展をぜひ、ご堪能ください。

※かごしまアートフェスタ2013は、多様な文化芸術活動の促進と新たな文化芸術の創造による地域活性化、文化芸術を通じた国際交流を図ることを目的に開催する鹿児島県と霧島アートの森の主催事業です。

 

  • Lumière 2013 内倉ひとみの画像
  • 輝く細胞 内倉ひとみの画像
  • garden 2005〜 浅野耕平の画像
  • 幸せはそこにある 2005〜 浅野耕平の画像

企画展の情報

会場
霧島アートの森第1、第2展示室
開催期間
2013/09/13 〜 2013/10/20
観覧時間
9:00〜17:00(入園は16:30まで)
観覧料
一般300円(240円)高大生200円(160円)小中学生150円(120円)幼児無料
※観覧料で霧島アートの森コレクション展Ⅱ及び屋外常設展示をご覧いただけます。

アーティスト紹介

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メディアアーティスト・浅野耕平/美術家・内倉ひとみ
浅野耕平
浅野氏は、現在東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科(助教)に勤務。インタラクティブアートを専門とする。【Communication】【Computer Interaction】
【Community】をキーワードに、コンピュータの特性の一つである相互性を活用し、場という空間に人が集い、その場の中でかかわり合いを通して何らかのメッセージを伝える作品を数多く発表している。
内倉ひとみ
内倉氏は、一貫してこころの内なる光をテーマに、太陽光や照明の光を透過させたり、反射させたりすることによって様々なかたちや印象を生み出す装置ともいえる作品の制作を続けている。音楽とのコラボレーションや、こどものためのワークショップにも意欲的にかかわっている。栃木県那須町およびドイツベルリン在住