清川あさみは、美術家として繊細な刺繍と写真を融合させることで、現実と神話、目に見えるものと目に見えないものの境界線上にある世界を表現してきました。本展では、清川がこれまでに探求してきたテーマである「人間の内面、自然との関係、そして私達が共有する神話と記憶」が、彼女の繊細で力強い技法によって紡がれます。「TOKYO MONSTER」「I:I」「あめつちのうた」「Serendipity」「Mythology」シリーズなど、代表作から最新作に至るまで、幅広いシリーズが展示されます。それらは、観る者を現代の迷宮から神話の時代へと誘い、新たな発見とセレンディピティをもたらすものです。アート愛好家はもちろん、写真、ファッション、そして自然と神話に関心のあるすべての方々に、見逃せない機会となるでしょう。
【主催】鹿児島県文化振興財団/南日本新聞社/KTS鹿児島テレビ
【協力】ARARIO GALLERY/MAKI Gallery/渡辺パイプ株式会社/湧水町/霧島山麓湧水町観光協会/第一交通産業株式会社
【特別協賛】トヨタカローラ鹿児島株式会社
【前売券販売所】
南日本新聞社、KTS鹿児島テレビ、霧島山麓湧水町観光協会加盟店舗、霧島温泉市場、コープサービス、鹿児島大学生活協同組合、鹿児島県職員生協、宮崎県立美術館、都城市立美術館、宝山ホール、What、山形屋プレイガイド、集景堂、十字屋クロス、高木画荘、国分進行堂、チケットぴあ(Pコード:687-009)、ローソンチケット(Lコード: 81947)、e+イープラス
【関連事業】
⑴ オープニングセレモニー・アーティストトーク:8月8日(木)15:00〜(*終了しました)
⑵ 作家によるワークショップ「親子で空想植物をつくろう」:8月9日(金)13:00~14:30 (*終了しました)
⑶ 学芸員によるギャラリートーク:8月17日(土)・25日(日)、9月15日(日)・22日(日)14:00〜(*終了しました)
⑷ 絵本やグッズ等の販売
* イベントの詳細は、決まり次第本館ホームページ等でお知らせします。
【展示図版】
《Our New World(Kirishima)》2023年
《Konton(chaos)》2019年
《Serendipity(dawn)》2023年
《What is my presence?》2023年
* 展覧会のチラシはこちら
企画展の情報
- 会場
- 鹿児島県霧島アートの森 アートホール
- 開催期間
- 2024/08/08 〜 2024/09/23
* 月曜日休園[8/12(月)、9/16(月)、9/23(月)は開園]、9/17(火)は休園
- 観覧時間
- 9:00〜17:00
(8/10〜8/31の土日祝は19:00まで、入園は閉園30分前まで)
- 観覧料
- 一般 1,000(700)円/高大生 700(500)円/小中生 500(300)円
*( )内は前売りまたは20人以上の団体料金
アーティスト紹介
- 清川あさみ(きよかわ あさみ)
- 兵庫県淡路島生まれ。90年代に雑誌の読者モデルとして注目を集め、卒業後、アーティスト活動を本格化。2000年代には文化服装学院で服飾を学びながら、「ファッションと自己表現の可能性」をテーマに創作活動を開始。2001年に初個展を開催して以来、その活動は常に高い注目を集める。
ソーシャルメディアや雑誌などのメディアシステムを通じて膨大な情報に晒される社会において、個人のアイデンティティの内面と外面の間に生じる差異や矛盾に焦点を当て、それを可視化する。写真や雑誌、本や布に刺繍を施す独自の手法で知られ、ヴァーチャルモデルとコラボレーションするなどデジタル技術、伝統的な手法を融合させた作品など発表し続けている。国内外の個展やグループ展、アートフェアにも多数参加・出展。
近年は、広告、映像、空間、プロダクトデザインなどのクリエイティブにも携わり、絵本の制作や地方創生事業にも取り組む。VOCA展入賞、「VOGUE JAPAN Women of the Year」受賞、ASIAGRAPHアワード「創(つむぎ)賞」受賞。最近では、虎ノ門ヒルズ駅に設置された大型パブリック・アート「Our New World(Toranomon)」の原画・制作監修を務め、話題となった。
大阪芸術大学の客員教授も務める。