写真家 下薗詠子「脳内カオス」展

写真家 下薗詠子「脳内カオス」展

東京で活動していた下薗は,3.11(東日本大震災)をきっかけに,突如カメラを携え新しく住む場所を探す旅に出ます。そして,鹿児島に拠点を移して間もなく,命の危機という衝撃的な体験により,「私たちは生きているんじゃない。生かされているんだ。」と大きく価値観を逆転させ,多次元的視点の獲得とともに被写体の波動に合わせて作品や作風を自在に変化させる特異な写真家に変容しました。

本展は,写真家下薗の集大成として,また,今後の生き様を見据える出発点として,2011年以降に制作された作品に多くの新作を加え,「あふるる」,「神之秘」,「SANOSA(人間劇場)」の3つのパートを展観します。濃密で刺激あふれる下薗ワールドを体感してください。

【関連事業】

9月16日(日)14時〜16時「写真家 下薗詠子と撮るモデル撮影」(発見楽しみ工房)モデル:yumica(モデル)

9月23日(日)13時〜15時「美術館でウェディングフォト」

11月4日(日)14時〜16時「写真家 下薗詠子と撮るモデル撮影」モデル:小木戸 利光(俳優・モデル)

* 詳細は当館ホームページ「新着情報」欄等に掲載いたします。

【主催】鹿児島県霧島アートの森

【参考作品】

SANOSA

あふるる

写真家 下薗詠子「脳内カオス」展チラシはこちら

企画展の情報

会場
鹿児島県霧島アートの森(アートホール)第2展示室
開催期間
2018/09/11 〜 2018/11/04
月曜休館(祝日の場合は翌日)
観覧時間
9:00〜17:00(入園は 16:30まで)
観覧料
入園料に含む
一般:310(240)円/高大生:200(160)円/小中生:150(120)円/幼児以下無料
*(  )内は20人以上の団体料金

アーティスト紹介

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下薗詠子
1979年鹿児島県串木野市(現・いちき串木野市)生まれ。1999年九州ビジュアルアーツ専門学校写真学科卒業。雑誌,CDジャケット等でアーティストやオリンピック選手を撮影するかたわら,作品制作に取り組む。ビジュアルアーツフォトアワード2010大賞受賞を機に写真集「きずな」(2010 青幻舎)出版。同写真集で第36回木村伊兵衛写真賞受賞(2010年度)。
主な個展に,「Visual Arts Photo Award 2010大賞受賞巡回展」(東京・大阪・名古屋・福岡 2010-11),「神之秘」(Gallery KoEN 鹿児島 2013),「あふるる」(ホワイトギャラリー 鹿児島 2015)「原点を,永遠に。-2018-」(東京都写真美術館 2018)など。2018年3月まで毎日新聞「解放区」連載(隔週土曜日)。