特別企画展「岡本仁が考える 楽しい編集って何だ?」

特別企画展「岡本仁が考える 楽しい編集って何だ?」

90 年代から現在に至るまで時代が希求する「面白いものやこと」を紹介し,流行や文化へと繋がる価値を創出し 提供してきた編集者 岡本仁の展覧会を開催します。

岡本は,2010 年に編著『ぼくの鹿児島案内』で日々の何気ない事象を取り上げ,社会に根付いた価値あるものの 発見を私たちに促してきました。

本展は,まるで雑誌のページをめくるような構成で,手掛ける編集物や関連アーティストの作品などを展示し, ものや話題を集めて選んで編む「編集」のプロセスについて紹介します。また,岡本がワークショップなどをとおして出会った新たな才能や,これからの人生にとって必要なもの・ことについて提案します。

【主催】鹿児島県文化振興財団/南日本新聞社/MBC南日本放送/KTS鹿児島テレビ

【協力】湧水町/霧島山麓湧水町観光協会/第一交通産業株式会社

【企画・制作】Landscape Products,BAGN Inc.

【特別協賛】トヨタカローラ鹿児島株式会社

【関連事業】

1 オープニングセレモニー・アーティストトーク 7月16日(金)14時〜

2 トークイベント[各回 14時〜15時30分,多目的スペースにてライブ配信

◯ 7月17日(土)登壇者:ブルータス編集長 西田善太・ランドスケーププロダクツ 中原慎一郎 × 岡本仁

◯ 8月7日(土)登壇者:フードエッセイスト 平野紗季子 × 岡本仁

◯ 8月14日(土)登壇者:まんが家・コラムニスト 渋谷直角 × 岡本仁

3 フリーペーパー(ハンドアウト)の配布

4 ポップアップストアの展開(関連グッズや書籍等の販売)ほか

【トークイベント登壇者紹介】

◯ 7月17日(土)

西田善太(にしだ・ぜんた)『BRUTUS』編集長,『BRUTUS』・『Hanako』発行人

1963年生まれ。博報堂・コピーライター職を経て,’91年マガジンハウス入社,『BRUTUS』に配属された後,女性誌『Ginza』,『Casa BRUTUS』の創刊に関わる。『BRUTUS』編集長就任後,「ポップカルチャーの総合誌」を志し,次々と新しいテーマを発掘,発見,独自の切り口で特集をつくりつづける。

中原慎一郎(なかはら・しんいちろう)ランドスケーププロダクツ・ファウンダー

1971年鹿児島県生まれ。鹿児島大学教育学部美術科卒業。家具の製造販売,住宅・オフィス・店舗の空間デザイン,直営店展開,エキシビションやイベントのプロデュース・ディレクション,編集/出版,ブランディングと活動範囲を広げ,新たなランドスケープ(風景)作りに取り組んでいる。

◯ 8月7日(土)

平野紗季子(ひらの・さきこ)フードエッセイスト

1991年福岡県生まれ。小学生から食日記をつけ続け,大学在学中に日常の食にまつわる発見と感動を綴ったブログが話題となり文筆活動をスタート。雑誌等で多数連載を持つほか,著書に『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)など。最新作に『味な店 完全版』(マガジンハウス)。

◯ 8月14日(土)

渋谷直角(しぶや・ちょっかく)まんが家・コラムニスト

1975年生まれ。岡本が編集長時代の『relax』にてメインライターの一人として活動。同誌で2000年より漫画を描くようになり,以後,マンガとコラムを数々の雑誌,webなどで執筆。代表作『デザイナー渋井直人の休日』『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』など。

【展示概要・図版】

1 『relax』や『今日の買い物』の編集に関する制作物・資料等

2 『art for all』(フリーペーパー)に関わったアーティストの作品・資料等

3 『judd.』や『ぼくの鹿児島案内』,「ポラロイド」をキーワードにした展示

4 これからの人生にとって必要なもの・ことについての具体例を「部屋」の形で提案

 

『今日の買い物』2005年 プチプラパブリッシング

『ぼくの鹿児島案内』2010年 ランドスケーププロダクツ

Graffiti 内田洋一朗

* 展覧会チラシはこちら

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企画展の情報

会場
鹿児島県霧島アートの森 アートホール
開催期間
2021/07/16 〜 2021/09/12
月曜休園[祝日の場合は翌日休園,8/9(月)は開園,8/10(火)は休園]
【重要なお知らせ】
新型コロナウイルス感染症拡大防止による臨時休園(9/1-9/12)に伴い,会期が8/31(火)までとなりました。
観覧時間
9:00〜17:00(7/20〜8/31の土・日・祝日は19:00まで,入園は閉園30分前まで)
観覧料
一般:800 (600)円/高大生:600 (400)円/小中生:400 (300)円
( )内は前売り又は20人以上の団体料金
前売りチケットの払い戻しについては,当ホームページ「新着情報」欄をご覧ください。
(払い戻し期間:10月7日まで)

アーティスト紹介

200

岡本 仁(おかもと ひとし)
1954年北海道生まれ。テレビ局を経てマガジンハウスで『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わった後,ランドスケーププロダクツに入社。同社の「カタチのないもの担当」として,コンセプトメイクやブランディングなどを担当している。近年はキュレーションなども手掛ける。著書に『今日の買い物・新装版』(講談社),『ぼくの鹿児島案内』『ぼくの香川案内』(ともにランドスケーププロダクツ),『果てしのない本の話』(本の雑誌社),『ぼくの東京地図』『また旅』(京阪神エルマガジン社)などがある。