2021年度アートラボ 美術作家 平川渚「手編みの物語をあつめる」プロジェクト

2021年度アートラボ 美術作家 平川渚「手編みの物語をあつめる」プロジェクト

美術作家 平川渚は,主にかぎ針で糸を編むことにより作品を空間へと拡げ,場所や人々の記憶,時間へとアプローチする手法に取り組んできました。また最近では,個別の記憶を宿した素材として,人々から集めた古着やあみものを扱った作品なども制作しています。
本館では2022年度に平川の個展を開催する予定です。これに先立ち2021年度には,新作の材料となる手編みのものを本館の地元である湧水町の人々から集め,それらをほどいて毛糸に戻し,さらにひとつの大きな作品へと編み直すためのプロジェクトを展開します。
平川はこれまで,さまざまな地域へ出かけ,来訪者の視点でその土地と関わり制作を行ってきました。そして現在,生活の拠点を鹿児島に構え,今後もこの土地で生きていくことを前提にしたことや,コロナ禍における自然な態度として,ごく身近な場所をより深く見つめ掘り下げる気持ちが芽生えたといいます。
本プロジェクトの成果は2022年度の個展で発表する予定ですが,集めた手編みのものにまつわる個別の物語にフォーカスした展示を2021年度に行います。

【主催】鹿児島県霧島アートの森

【協力】湧水町/湧水町教育委員会/霧島山麓湧水町観光協会/吉松物産館ふれあい市場

【プロジェクトの流れ】
⑴ 湧水町の皆さんからあみものとエピソードを募集(4/15-5/30)(終了しました。)→募集チラシはこちら
⑵ 集めたあみものを用いて平川さんが作品を制作
⑶ 集めたあみものとエピソードにフォーカスした展示「いとなみ」を開催(9/24-11/7)(終了しました。)→詳細はこちら
* 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,会期が10月1日(金)〜11月7日(日)へ変更になりました。(9/17更新)
⑷ 展示したあみもののうち寄贈いただいたものを糸にほどくワークショップ「あみものをほどく」を開催→詳細はこちら
日時:2021年11月12日(金)〜11月21日(日)10:00〜16:00(11/15休)(終了しました。)
会場:湧水町くりの図書館
* 参加無料・予約不要(10:00〜16:00の都合の良い時間にお越しください。)

【作家紹介】
平川 渚(ひらかわ なぎさ)

Photo : Eiko Shimozono

美術作家。1979年大分県生まれ,2013年より鹿児島県在住。
各地に滞在し,場所から読み取った素材をもとに,主に糸をかぎ針で編んで固有の空間にかたちを立ち上げるインスタレーション作品を制作。また,人々から集めた古着やあみものを素材に個別の記憶や出来事へアプローチし,作品として再編する試みも並行して行っている。
主な展示に2017年「Local Prospects 3 原初の感覚」(三菱地所アルティアム/福岡),「メッセージ2017 南九州の現代作家たち」(都城市立美術館/宮崎),2016年「糸島国際芸術祭2016 糸島芸農」(福岡)など。都城市立美術館に作品収蔵。https://www.nagisahirakawa.net

【参考図版】

《ミナワ》(木崎湖畔/長野 2016)

《終わらない物語》(都城市立美術館/2017)

「地面を編む」(スタジオイマイチ/山口 2013)撮影:大脇理智

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会場
開催日時
2021/04/15 〜 2022/03/31
参加料
定員