- 作品名
- 李白の家
- 制作年
- 1982
- 素材
- 木、紙、真鍮、金箔
- 大きさ
- 800×500×50cm
《李白の家》 は、すり減った石段と住居の戸口の構成が、作家が幼少より愛したという李白の詩と、不在の主の人となりを想起させる造形となっている。
大学でインテリアデザインを専攻した後、イタリアのミラノで、ヨーロッパを中心に制作活動を展開。現在、国際的に最も注目される作家のひとりとなる。
93年には日本でも初めて本格的な個展が開催され、これまでの制作の軌跡をたどるその代表作が紹介された。
初期から、哲学的な思弁に裏打ちされた強い存在感のある作品が特徴的であったが、80年代に入っては大理石の柱や金属、木、紙など多様な素材を縦横に扱いながら、物象の関係や空間性の問題をとり上げたような展開を示す。