金属であるべきサクソフォンが、ビニールで作られることによって、その機能も形態も奪われ、意外な驚きを誘って、ものの本質を問いかける。サクソフォンをモティーフにしたものにはほかにも、大きなサイズの作品や、素材の異なる作品がある。
1960年代から活躍するオルデンバーグは、掃除機などの日用品やソフトクリームなどの食べ物など日常の身の回りにあるものを取り上げて、布やビニールの柔らかいぬいぐるみに変えたり、巨大なサイズに転換してモニュメントとして設置したりする。 ※写真(右はアーティストで妻のコーシャ・ヴァン・グリュッゲン)
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