人展の日常生活の中で基本的な家具である寝台と椅子を、異なる時代や異なる地域で生まれた様々なスタイルから、中国古代の神事に用いられた楽器に模して構成している。 皮が張られた家具は太鼓であり、鑑賞者はそれをたたくことで、楽器と精神の安息が結びついている世界にふれることができる。
1980年代半ばから、留学を機にパリを拠点に活動、主に欧米の美術館その他での展示、インスタレーション作品の発表を行っている。「世界に本来備わっている人間と物質、自然の3つの要素の関係に関心がある」 と語るように、彼の作品は、テーマや形態はそれぞれ異なるが、これらの要素の関係性についての作家の考察が一貫して表現されている。
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