石川直樹は,文化人類学や民俗学の領域に関心を持ち,日本や世界各地の辺境や都市を旅しながら作品を発表し続けています。
空から列島を眺めると,島という陸地は海から顔を出した山ではないかと思えてきます。かつて民俗学者の柳田国男は山と島が似ていることに着目していました。「その地理的な条件ばかりでなく,人間の暮らしの体系そのものが似ている」と。
陸と海が接する島はもともと山であり,山は島でもあるのではないか。
本展は,こうした問いを出発点に,石川が10代の頃から関心を寄せ続けている鹿児島からアジアへと広がる島々の連なりを,写真によって見つめ直していきます。
【関連事業】
◎ 10月4日(金)14:00〜 オープニングセレモニー・アーティストトーク
◎ 10月5日(土)14:00〜 トークイベント *終了しました。
◎ 10月14日(月・祝)14:00〜 トークイベント・サイン会 *終了しました。
◎ 11月23日(土・祝)14:30〜 石川直樹×伊藤俊治 トークイベント(詳細はこちら)
◎ 10/13(日),10/27(日),11/4(月),11/17(日)各日14:00〜
学芸員によるギャラリートーク
◎ 関連書籍・グッズの販売
【主催】鹿児島県文化振興財団/南日本新聞社/MBC南日本放送
【協力】鹿児島県歴史資料センター黎明館/湧水町/霧島山麓湧水町観光協会/第一交通産業株式会社
【企画協力】中原崇志(DENBAK-FANO DESIGN)/田部井美奈デザイン
【協賛】ザ・ノース・フェイス
【図版】
《Kuroshima》(2013)
《Iwo Jima》(2013)
《Iwo Jima》(2013)
《Tanegashima》(2018)
* 石川直樹展のチラシはこちら