第4回霧島ロビープロジェクト 黃 萱(ホアン・シェン)展――Around aground

第4回霧島ロビープロジェクト 黃 萱(ホアン・シェン)展――Around aground

 

黃 萱(ホアン・シェン)展――Around aground

 

公開制作:2023年9月16日-2023年9月29日

展覧会:2023年9月30日-2023年12月3日

ライヴ・パフォーマンス:2023年9月30日・10月1日・10月7日・10月8日・10月9日

会場:鹿児島県霧島アートの森(アートホール) 展示ロビー

 

主催:鹿児島県霧島アートの森

後援:南日本新聞社・MBC南日本放送・KTS鹿児島テレビ・KKB鹿児島放送・KYT鹿児島読売テレビ

 

 

本事業はアジアや鹿児島にゆかりのある作家を招聘し、滞在制作や展示により地域との交流を促進することで相互の理解を深め、招聘作家が国内外の美術界で活躍する後押しとなることを期待しています。

2019年から4年ぶりに第4回目となる今回は、台湾から黃萱(ホアン・シェン)を招聘します。

黃は自身の身体を用いたパフォーマンスや映像作品を通して、日常生活にあふれる様々な物や言葉、身振りやイメージの意識下に潜む些細なずれをあぶり出します。黃のユニークな手法によって自明だと考えられていた意味や機能は逆転します。創り出される非日常的な光景は視点の転換を促し、現実を捉え直す契機となるでしょう。

なお、9月16日(土)から9月29日(金)までは公開制作を行います。

 

【アーティスト・ステートメント】

「Around aground(あちこち座礁中)」は、無駄で反復的な行動を通じて現実における私達と周囲の関係を露わにします。

例えば、投げては波に流され戻ってくる小石、座ろうとすると崩れてしまうソファ、押し上げても潰れてくるマットレス、小石や木枝が挟まってしまった扇風機や靴の裏……。

それらはまるで、自分自身と周囲の間で座礁しているようです。

こうして既存のルールを反復したり逆転したりすることで、何らかの新しい反応や思考が生み出されることを期待しています。

 

パフォーマンス動画(ダイジェスト版)

 

●作家によるパフォーマンス

①9月30日(土)(*終了しました)

②10月1日(日)(*終了しました)

③10月7日(土)(*終了しました)

④10月8日(日)(*終了しました)

⑤10月9日(月・祝)(*終了しました)

各日、午後1時30分より(約1時間)

 

●学芸員によるギャラリートーク

①10月14日(土)(*終了しました)

②10月21日(土)(*終了しました)

③11月4日(土)(*終了しました)

④11月25日(土)(*終了しました)

各日、午後1時30分より(約20分)

 

展覧会フライヤーはこちら

 


 

展示風景

 

 

図1 ホアン・シェン《クラシカルな赤い肘掛けソファ》2019年

 

図2 ホアン・シェン《白いストライプのマットレス》2020年

 

図3 ホアン・シェン《深緑のテーブルランプ》2021年

 

図4 ホアン・シェン《白いプリーツのあるフロアランプ》2021年

 

「In House」シリーズ
繊維, 鉄, 鋼, 着彩, LED ライト, FRP, 紙, インク, ヴィデオ|サイズ可変

 

 

図5 ホアン・シェン《波》2022年

ヴィデオ|16min 30s

 

 

図6 ホアン・シェン《黒い犬飼滝》2023年

写真|75×50 cm

 

 

図7 ホアン・シェン《栗野橋+1》2023年

写真|75×50 cm

 

 

図8 ホアン・シェン《日々の霧》2023年

写真|26×17.5 cm

 

 

図9 ホアン・シェン《風と共に》2023年

扇風機, 枝|87x60x80 cm

 

図10 ホアン・シェン《霧島の小さな一部》2023年

靴, 石|27x31x18 cm

 

 

(図8は黃萱撮影、それ以外の写真・動画は全て賴志盛撮影)

 

 

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